
冬の肌ケア(Winter Skin Care):皮膚科医からのアドバイス
冬の乾燥肌は非常によく見られる皮膚のお悩みで、特に空気中の湿度が下がると、肌から水分が急速に失われます。さらに、強い風や暖房、急な気温の変化は、乾燥肌や慢性的な皮膚疾患の悪化リスクを高めます。この時期に適切なスキンケアを行うことは、肌のバリア機能を保ち、刺激を減らすことにつながります。
なぜ冬は肌が乾燥するのか
空気の乾燥:空気中の湿度(Humidity)が低いことが主な原因で、肌の水分が蒸発しやすくなります。
強い風:強い風が肌に当たることで、肌の最も外側の層から水分が失われます。
暖房器具:室内で暖房(Heater)を使うと、空気中の湿度がさらに低くなります。
急激な温度変化:暖かい室内から寒い屋外へ出るなど、急な温度変化は肌にストレスを与えます。
冬によく見られる肌トラブル
乾燥とひび割れ:肌が突っ張り、弾力が低下します。部位によっては深いひび割れができ、腫れや傷になることもあります。
Atopic Dermatitis(アトピー性皮膚炎):Eczemaになりやすい方は冬に症状が悪化し、赤く腫れた発疹、滲出液、強いかゆみが現れます。
皮むけと赤み:Eczemaのない方でも、皮膚のかさつきや角質のはがれが増えることがあり、Rosacea(赤ら顔)が悪化することもあります。
冬のスキンケアの見直し方
保湿剤を濃厚なものに:薄いLotionではなく、より濃厚でこっくりしたCreamやOintmentに切り替えましょう。
Humectantを使う:Glycerin、Hyaluronic acid、PanthenolなどのHumectant(水分を引き込む成分)を、肌がまだ湿っているうちに塗りましょう。
Occlusiveを使う:その上からPetrolatumやCeramidesなどのOcclusive(水分の蒸発を防ぐ成分)を重ねます。
環境を整える:洗顔の回数を減らし、室内には加湿器(Humidifier)を置いて空気中の湿度を高めましょう。
入浴とスキンケアのポイント
ぬるめのお湯で短めに:熱すぎないぬるめのお湯で、10〜15分以内にとどめましょう。熱いお湯や長風呂は、肌の天然の皮脂を奪います。
やさしい製品を選ぶ:石けん成分を含まないGentle cleanserで洗い、肌の天然の皮脂を取り去ってしまう通常のBar soapは避けましょう。
肌が湿っているうちに保湿:入浴後は肌を軽く押さえるように水気を拭き取り、肌がまだ湿っているうちにすぐクリームやローションを塗って、潤いを閉じ込めましょう。
食事・水分補給・日焼け止め
栄養と水分:1日8杯以上を目安に十分な水分をとり、魚やオリーブオイルなど、Omega-3 fatty acidsを豊富に含む食品を取り入れましょう。
脱水を招くものを控える:コーヒーやアルコール飲料は、体の水分を失わせる可能性があるため控えめにしましょう。
冬も日焼け止めは必要:寒く曇りの日でも、UVは雲を最大80%通過します。毎日sunscreenを塗りましょう。Moisturizing componentsを含む処方や、Lightweight formulaがおすすめです。
よくあるご質問
冬も日焼け止めは必要ですか?はい、必要です。寒く曇りの日でも、UVは雲を最大80%通過するため、肌の老化や皮膚がんのリスクがあります。毎日sunscreenを塗り、保湿成分を含む処方や軽いつけ心地のものを選びましょう。
乾燥肌には、どのようなクリームを使えばよいですか?より濃厚な保湿剤、たとえばCreamやOintmentに切り替えましょう。Glycerin、Hyaluronic acidなどのHumectantと、Petrolatum、CeramidesなどのOcclusiveを、肌が湿っているうちに塗って潤いを閉じ込めます。
なぜ冬にEczemaが悪化するのですか?冬は空気中の湿度が低く、肌のバリア機能が弱まるため、Eczemaになりやすい方は赤く腫れた発疹、滲出液、強いかゆみが出やすくなります。こまめな保湿と、熱すぎるお湯を避けることで、悪化を減らせます。
冬に熱いお風呂に入ると、本当に肌が乾燥しますか?はい、乾燥します。熱すぎるお湯や長風呂は、肌の天然の皮脂を洗い流し、乾燥をさらに進めます。ぬるめのお湯で10〜15分以内にとどめ、入浴後は肌が湿っているうちにすぐクリームを塗りましょう。
冬のスキンケアでは、肌の潤いとバリア機能を保つことが最も大切です。ケアを見直しても乾燥が改善しない場合や、赤み、腫れ、強いかゆみを伴う発疹がある場合は、Siam Dermatologyの皮膚科専門医にご相談ください。電話:+66 61 448 7000、LINE:@siamderm
執筆:Patara Voravutinon 医師、皮膚科専門医 · 最終確認日:2026年7月16日


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