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夏の肌ケア:暑い時期にすこやかな肌を保つためのヒント

3 日前
読了時間: 5分

タイでは一年を通して暑い日が続きますが、3月から年央にかけての夏の時期は特に気温が高く、肌への影響も最も大きくなります。暑さによってUV(紫外線)量が増え、汗の分泌が多くなり、肌の水分量が低下します。皮膚科専門医の立場から、この記事では、暑さが肌に与える影響、夏に多い肌トラブル、そして医学的に正しいスキンケアの方法を解説します。猛暑のなかでも、すこやかで透明感のある肌を保つための参考にしてください。

暑さと日差しが肌に与える影響

気温が上がり、日差しを浴びる量が増えると、肌は次のようなさまざまなトラブルに同時にさらされます。

  • 脂性肌(脂漏):皮脂腺の働きが活発になり、肌がべたつき、普段よりニキビができやすくなります。

  • 日焼けによる肌のダメージ:強いUV(紫外線)によって、赤み、ヒリヒリとした痛み、皮むけを伴う日焼けが起こることがあります。

  • シミ・色素沈着とくすみ:日差しがメラニン色素の生成を促し、肌がくすんだり、外出後にシミが増えたりします。

  • 乾燥と敏感肌:汗や水分の喪失によって肌が乾燥し、刺激を受けやすくなり、アレルギー反応も起こりやすくなります。

  • 肌の老化の進行:UVを浴び続けて蓄積すると、シワや肌の早期劣化を進める要因になります。

正しい日焼け対策

夏のスキンケアで最も大切なのは、効果的な日焼け止めを使うことです。日焼け止めは次のポイントに沿って選び、使用してください。

  • 十分な防御効果:SPF30以上で、UVAを防ぐPA+++以上の日焼け止めを選びましょう。

  • 適切な量:表示どおりの防御効果を得るため、顔にはティースプーン1杯分を目安に塗ります。

  • 外出前に塗る:朝、室内にいるうちに塗り、外出の15〜30分前までに済ませましょう。

  • こまめに塗り直す:日差しのなかにいるときは、効果を保つために2時間ごとに塗り直します。

  • 衣類でも防御する:長袖の服やつばの広い帽子を身につけ、日差しが最も強い10時〜16時の外出は避けましょう。

夏の洗顔と皮脂コントロール

夏は皮脂腺の働きが活発になります。適切に清潔を保つことで、ニキビや肌のべたつきを減らすことができます。

  • 適切な洗顔:余分な皮脂を落とすため、泡タイプの洗顔料(Foaming Cleanser)で1日2回洗顔します。

  • 洗いすぎない:刺激の強い洗顔料や強くこすり洗いすることは、肌から水分を奪うため避けましょう。

  • 合った保湿剤を選ぶ:ニキビのある方は、こってりしたクリームではなく、毛穴をふさぎにくいジェルタイプの水性保湿剤(Water-Based Moisturizer)がおすすめです。

日焼けとシミの予防

夏の強いUVはメラニンの生成をさらに促し、肌がくすんだり、外出後にシミが増えたりします。ケアの方法は次のとおりです。

  • 色素を抑える成分:メラニンの生成を抑えて肌を明るくするため、Vitamin CやNiacinamideを含むスキンケアを使います。

  • 注意が必要な美白成分:Hydroquinoneを含む美白剤は、医師の指導なしに自己判断で使うのは避けましょう。

  • 物理的な防御:日焼け止めの服や帽子を日常的に身につけることは、UVによるシミを防ぐために欠かせない防御策です。

日焼けによる肌トラブルへの医療的アプローチ

日焼けによる慢性的な肌トラブルがある方には、皮膚科医が肌の状態を改善するための治療を提案できます。いずれも、徹底した日焼け対策と併せて行う必要があります。

  • レーザー/IPLによるシミ治療:IPLの光を用いて、日焼けによるシミやくすみを目立ちにくくします。

  • Chemical Peel:薬剤で肌表面を剥がすケミカルピーリング(Chemical Peel)で、角質のターンオーバーを促し、シミを目立ちにくくします。

  • 専用のクリーム:Vitamin CやTranexamic Acidを配合した特別なクリームで、色素の生成を抑えます。

夏のスキンケアのアドバイス

日焼け対策と清潔の維持に加えて、夏に毎日心がけたい基本は次のとおりです。

  • 十分な水分補給:肌を内側から潤すため、1日に少なくとも8杯の水を飲みましょう。

  • 保湿ケア:潤いを保つため、毎朝晩に保湿剤を塗ります。

  • 強い日差しを避ける:10時〜16時の外出を避け、日焼け対策になる衣類を身につけましょう。

  • 異変に気づいたら:ひどい日焼け、急激な肌の色の変化、その他気になる症状がある場合は、皮膚科を受診してください。

よくある質問

夏はSPFいくつの日焼け止めを使えばよいですか?SPF30以上で、UVAを防ぐPA+++以上の日焼け止めを選びましょう。顔にはティースプーン1杯分を目安に、外出の15〜30分前に塗り、日差しのなかにいるときは2時間ごとに塗り直してください。

なぜ夏はニキビが増えて肌がべたつくのですか?暑さによって皮脂腺の働きが活発になり(脂漏)、肌がべたついてニキビができやすくなるためです。泡タイプの洗顔料で1日2回洗顔し、ジェルタイプの水性保湿剤を選ぶことで、毛穴をふさがずにべたつきを抑えられます。

夏の日差しによるシミはどうケアすればよいですか?Vitamin CやNiacinamideを含むスキンケアでメラニンの生成を抑え、徹底した日焼け対策と、日焼け止めの服や帽子の着用を併せて行います。症状が強い場合は、医師がIPL、Chemical Peel、Tranexamic Acid配合のクリームなどを用いることがあります。Hydroquinoneは、医師に相談せずに自己判断で使うのは避けてください。

夏の肌トラブルで皮膚科を受診するのはどんなときですか?ひどい日焼け、急激な肌の色の変化、その他気になる肌の症状がある場合は受診してください。ご自身の肌の状態に合った診察とアドバイスを受けることができます。

夏の肌ケアで最も大切なのは、日焼け対策、皮脂コントロール、保湿を日々続けることです。気になる肌トラブルがある場合や改善しない場合は、Siam Dermatologyの皮膚科専門医にご相談ください。電話 +66 61 448 7000、またはLINE @siamderm で、肌に合ったケアをご案内します。

執筆:Patara Voravutinon 医師(皮膚科専門医)· 最終確認日 2026年7月16日

 
 
 

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