
敏感肌(Sensitive Skin)のケア方法:肌を丈夫に保ち、刺激を防ぐには
敏感肌(Sensitive Skin)は、タイ人にも多くみられる状態です。このタイプの肌は、皮膚のバリア機能(skin barrier)が通常より弱いため、刺激物や周囲の環境によって、赤み、乾燥、かゆみ、ヒリヒリ感が起こりやすくなります。敏感肌を正しくケアすることはとても大切です。バリア機能を丈夫にし、刺激が起こる可能性を減らすのに役立ちます。この記事では、皮膚科専門医が、避けたほうがよい成分、適した成分、そして製品を使う前の試し方について説明します。
敏感肌が避けるべき成分
敏感肌の方は、刺激を起こしやすい次の成分を避けるか、使用に注意してください。
香料とアルコール:香料(Fragrance/Parfum)とアルコールは、肌への刺激の原因として最も多い成分です。fragrance-free(無香料)、alcohol-free(アルコールフリー)と表示された製品を選びましょう。
高濃度のAHA/BHA:角質を取り除く酸は、肌がまだ十分に丈夫でないと刺激になることがあります。低い濃度から始め、事前に試してください。
高濃度のRetinol:使い始めの時期に、皮むけ、赤み、刺激が出ることがあります。低い濃度を使い、少しずつ増やしてください。
Sodium Lauryl Sulfate(SLS):肌のバリア機能を乱すおそれのある洗浄成分です。やさしい洗顔料で、SLSを含まないものを選ぶことをおすすめします。
敏感肌に適した成分
肌を落ち着かせ、バリア機能を支える次の成分が敏感肌に向いています。
ツボクサ:ツボクサ(Centella Asiatica)には、炎症を抑え、コラーゲンの生成を助ける有効成分が含まれており、肌のバリア機能の修復によく役立ちます。
セラミド:セラミド(Ceramide)は、不足したバリア構造を補い、肌を丈夫にして、うるおいをより保ちやすくします。
保湿成分:Hyaluronic AcidとPanthenol(プロビタミンB5)は、水分を引き寄せて保持し、乾燥によるつっぱり感を和らげます。
ミネラル日焼け止め:Zinc OxideやTitanium Dioxideなどのミネラル(physical)タイプの日焼け止めは、chemical sunscreenより丈夫で刺激が少ないため、敏感肌に向いています。
新しい製品の試し方(パッチテスト)
新しい製品を顔に使う前に、安全のためアレルギーの有無を確かめましょう。製品を腕の内側のくぼみに塗り、24〜48時間様子を見ます。赤み、かゆみ、腫れなどのアレルギー症状がなければ、顔に使い始めてください。また、新しい製品は一度に1つずつ加え、複数を同時に変えないようにしましょう。刺激が出た場合に原因を特定しやすくなります。
よくある質問
敏感肌と本当のアレルギー(アレルギー体質)はどう違いますか? 敏感肌は、バリア機能が弱いために刺激に敏感になっている状態です。本当のアレルギーは、特定の物質に対するアレルギー反応です。特定の物質にアレルギーがあるのではと思う場合は、原因を調べるために医師を受診してください。
敏感肌でもレチノールは使えますか? 使えますが、低い濃度から始めて少しずつ頻度を増やし、事前にパッチテストを行ってください。皮むけや赤みが強い場合は、使用を減らすか医師にご相談ください。
パッチテストは毎回必要ですか? 新しい製品を使い始めるたびに行うことをおすすめします。腕の内側のくぼみに塗って24〜48時間待ち、顔への刺激のリスクを減らしましょう。
敏感肌にはどんな日焼け止めがよいですか? Zinc OxideやTitanium Dioxideなどのmineralタイプの日焼け止めを選びましょう。chemical sunscreenより刺激が少なく、デリケートな肌を守るのに役立ちます。
敏感肌は、やさしく肌を丈夫にする成分を選ぶことでケアできます。刺激が長引く場合やアレルギーが疑われる場合は、Siam Dermatologyの皮膚科専門医にご相談ください。電話 +66 61 448 7000、またはLINE @siamderm までどうぞ。
執筆:パターラ・ヴォラヴティノン医師(Dr. Patara Voravutinon)、皮膚科専門医 · 最終確認日 2026年7月16日


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